創業の精神

18歳で順天堂大学に入学し、24歳で医師になり、順天堂に勤めてきました。
大学病院で制約のある医療より、己の医療観を患者様との距離の身近なクリニックで体現したいと思い、33歳の時に慣れ親しんだ順天堂を退職し、越谷市で医療法人順齡會の前身であるおだやかライフ内科クリニックを創業しました。

クリニック名の由来

創業当時、人生の大半である15年を過ごした順天堂から一番に学んだことは、『人ありて我あり、他を思いやり、慈しむ心、即ち「仁」。』という順天堂の学是、「仁」の精神でした。

治療する側がそんな精神で治療すれば、きっと病める人はおだやかな気持ちになって、病院から帰れるだろうと思い、クリニックの名前に『おだやか』という文字をいれました。

医療理念「私たちはあなたの主治医を目指します」

基本理念の背景

開院して以来、来る日も、来る日も、すべての患者さんに対して、体のことならば何でも聞いて欲しいという気持ちで治療とカウンセリングをしてきました。
即ち、主治医という考えは、このことから生まれたのです。

理念の基本方針「私たちはあなたの体のことを、あなたのわかる言葉で、あなたが分かるまで説明します」

クリニックに来院する患者様は、すべてと言っていい程、自分の体に不安を持って来院されます。その不安は、たとえ病気であっても、その症状の状態を詳しく説明され、治療法やカウンセリングを聞くことによって、安心できるのです。だから、主治医を目指す私たちは、誠心誠意をもってこの方針に順ずるのです。

医療精神「私たちは、患者様に愛情を持って接していきます。順齡會の「愛情」とは“心配”することです。」

経営方針

社会から必要とされる患者様満足No1の医療法人グループを目指します。

  1. 一人一人の患者様に良質かつ信頼のある医療を提供します。
  2. 一人一人の患者様が中心となる医療を実践していきます。
  3. 最新の医療情報の提供に努めます。
  4. 一人一人の患者様が安心して心から満足していただける病院創りをします。
  5. 一人一人が医療を通じ、社会に貢献していきます。

スタッフの心得

医療理念の基、患者様を心配していく精神で、病める方々中心の医療を大切にします。

  1. 自らの職務を自覚するとともに、知識と技術の習得と向上に努めます。
  2. すべての人に医療安全と思いやりのある接遇による医療サービスを提供することに、全職員が最善を尽くすように努めます。
  3. プライバシーの尊重と守秘義務を厳守します。
  4. 全職員が互いを尊重し、チーム医療の実践に努めます。

おだやかクリニック5大活動

すべての職員は、おだやか5大活動を通して医療理念を実践していきます。

  1. 良質かつ信頼ある診療をするために、医療精神を実践します。
  2. 最新医療情報の提供ために、月度勉強会に参加します。
  3. 接遇の基本用語を慣習化します。
    おはようございます
    こんにちは
    こんばんは
    かしこまりました
    少々お待ち下さい
    お待たせ致しました
    恐れ入ります
    失礼いたしました
    申し訳ございません
    ありがとうございます
    ありがとうございました
  4. コミュニケーションの基本は挨拶です。積極的に自分からお声がけしましょう。
  5. 掃除は始業前に行い、一日の業務を気持ちよく遂行しましょう。

2012年度(第3期)医療法人順齡會年度方針
患者様を満足させることができる組織を作ります。

医療理念の浸透

私たちはあなたの主治医を目指し、愛情を持って接していきます。
あなたの体のことをあなたのわかる言葉であなたがわかるまで説明します。
全スタッフが患者様に対して責任を持って治療にあたり、5大活動を実践していきます。
そして、患者様を心配してホスピタリティーを高めていきます。
医療理念=『私たちはあなたの主治医を目指します』。
主治医=『患者様を心配し続けるチーム』と位置づけ、一人一人の患者様、日々の患者様の主治医を目指していきます。

おだやか5大活動の制定と徹底

すべての職員は、おだやか5大活動を通して医療理念を実践していきます。
医療法人順齢會の理念を実践するために、医師・看護師・事務スタッフ全員で、ホスピタリティー精神を持っておだやか5大活動を行っていきます。

  1. 信頼ある、質の高い診療するために、医療精神を実践します。
    創業してから、私は患者様にいかに満足してもらえるかを考え、信頼ある質の高い診療を心がけ、最新の医療情報を患者様に提供しようと勉強してきました。
    信頼ある質の高い診療では、「あなたのことを心配していますよ。心配だから検査をしておきましょう。」、「あなたのそばに寄り添っていますよ。だから体の心配はいりませんよ。」という気持ちで診療してきました。
  2. 最新医療情報の提供のために、月度勉強会に参加します。
    医療のフロントラインであるクリニックにはいろいろな主訴を持った患者さんが来ます。患者さんは「すぐに治してもらいたい。」、「この症状の原因はなんなのかすぐに知りたい。」、「最新の医療を受けたい。」と思っています。
    その患者様の思いに答えていくためには、信頼ある質の高い診療を行い、そして最新の医療情報が提供できるように学んでおく必要があります。 医師・看護師・事務スタッフ全員が専門や業種に関係なく、順齡会という1つの組織として、最新の医療情報を学び、信頼ある質の高い診療を目指していきます。それを一人一人がすることで信頼ある質の高い診療や最新の医療情報の提供をすることができます。
    私は「あなたのことが主治医として心配です。だから念のため検査をしておきましょう。」、「念のため連携病院で精密検査をしておきましょう。」、「最近はこの病気の治療は、ここまで進んでいますよ。」、「この病気ならこの病院のこの先生が良いですよ。」などと最新の医療情報の提供をして、信頼ある質の高い日常診療を目指してきました。
    看護師や事務も主治医を目指し、「その症状は心配だから先生と話したほうが良いですよ。」、「次はこの注射のほうがもっと効果が出ますよ。」、などと話すようになれれば、もっと患者さんの満足は高まると思います。また患者さんは医師に言えないことを看護師や事務に話すことがあります。ですから、医師・看護師・事務スタッフ全員で患者さんを心配していくことが、順齢會の基本となると思います。
  3. 接遇の基本用語を慣習化します。
    接遇が良い病院はとても安心ができます。具合の悪い人への声掛けをしたり、笑顔ひとつで人は元気になります。
    私も病院に行ったとき看護師さんに「大丈夫ですか?」と声をかけられたり、会計の時に「お大事に。早く良くなって良かったですね。」と笑顔で言われるととてもうれしくなります。そして次もこの病院に来ようと思います。医師・看護師・事務スタッフ全員で挨拶、声掛け、笑顔を行っていきます。そして患者様の話をよく聞いて、患者様は何を訴えたいのかに耳を貸し、患者様と同じ目線になり、思いやりのある心温かい接遇をしていきます。
  4. コミュニケーションの基本は挨拶です。
    医師・看護師・事務スタッフ、それぞれがお互いに横のつながり、縦のつながりでコミュニケーションを取っていきます。
    更に、お互いに1日3分でも良いのでコミュニュケーションを取れれば個人の尊重に繋がることでしょう。「今日は天気が良いね。」でも良いです。全員でコミュニケーションを取っていきます。
    コミュニケーションで使う言葉も大切です。同じ表現でも言葉が違うだけで、人を傷つけたり、異なった印象になることがあります。丁寧な思いやりを持った正しい表現を使います。
    もちろん患者様とのコミュニケーションも大切です。
    「元気になりましたか?」、「早く良くなって良かったですね。」、患者様とのコミュニケーションを積極的にしていきます。
  5. 掃除は始業前に行い、一日の業務を気持ち良く遂行しましょう。
    掃除の行き届いた病院は気持ちが良いものです。
    病院は普通はなんとなく行きたくないところであるし、おどろおどろしい感じがあります。そんな時に少しでもクリニックが明るかったり、清潔感があれば患者様の気持ちもリラックスします。
    待合室、廊下、診察室にはごみ1つ落ちていないように、そして椅子はいつも清潔に拭かれて消毒してあると良いです。また処置室には血液1滴、髪の毛1本、落ちていないように徹底していきます。

医療チームとして協力していこう

医師・看護師・事務スタッフ全員でお互いに思いやりを持っていきます。そしてお互いに良く話を聞いていきます。そしてそれぞれの情報を共有化していきます。